ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

FXを始める前に

FXの歴史を勉強しておこう!

FXの歴史を勉強しておこう!

FXという取引は、そもそもいつから始まった取引なのでしょうか? 歴史を知っていないといけないというわけではありませんが、FXを行うのであれば、多少は知っておいても損はないでしょう。 現在は少額からでも取引ができて、ネット環境さえあれば基本的に誰でもできるFX。 これだけメジャーな資産運用になるまでには、どんな歴史があったのでしょうか?

日本国内で個人のFX取引が開始されたのはごく最近

FXが日本で行われるようになったのは、1998年の4月です。

意外と歴史は浅いんですね。

昔は、日本での為替取引に関する法律が厳しく、1949年に施行された“外国為替及び外国貿易管理法”で、通貨間の取引が原則的に禁止されていました。

1980年には外為法が改正され、外国との取引は原則自由化されました。

貿易などに為替取引を取り入れることはできたのですが、今のFX取引のように、個人で取引を行うことはできませんでした。

取引が許されたのは金融機関のみ

為替取引が許されたのは、銀行などの金融機関のみです。

この当時の外貨投資で一般的だったのは、“外貨預金”、または“外貨MMF”でした。

自国の通貨を安定させるため、また国内の産業を守るために、個人取引が禁止されていたのです。

しかし、徐々に経済が世界規模で行われるようになり、さらには日本産業の勢いが製造業から、サービス業や金融業へと移っていきました。

金融業の活性化、さらには東京為替市場の価値を向上させるために、またしても法律を改正することになりました。

こういう歴史を経て、1998年に“改正外為法”が施行されることになりました。

この改正で、本当の意味で為替取引が自由化されました。

金融機関しかできなかった取引が、個人に対しても全面的に解禁された瞬間でした。

初期のFX取引が抱えていた問題とは?

改正外為法の施行によって、日本以外にもアジア諸国、欧州諸国がすぐにFXを取り入れるようになりました。

自由化が進んだことによって、これから為替市場は健全に競争が行われるはずでしたが、実際はそうはいきませんでした。

FXが開始された直後は、本当の意味の“自由化”がされすぎたと言えるでしょう。

つまり、FXに対する規制が非常に少なかったのです。

その規制の甘さから、悪徳業者が多くFX市場に参入してくるという事態になりました。

高いスプレッド

その代表的なシステムが、“高いスプレッド”でしょう。

現在の日本のFX取引では、FX会社のスプレッドの上限は、25倍までと定められています。

しかしこの当時は、数百倍という高スプレッドで運用しても、何の問題もありませんでした。

FX会社に有利なシステムなだけでなく、破産してしまうトレーダーも続出してしまいました。

スリッページ詐欺

もう1つ代表的なのが、“スリッページの詐欺”です。

スリッページとは、トレーダーが注文を出してから、注文が約定するまでのズレのことを言います。

スリッページが大きいほど、トレーダーは意図した価格で注文を約定することができません。

注文を出してから注文が約定するまで、レートが動くがために、スリッページは発生します。

当時は、このスリッページを不正に操作する悪質な業者がいました。

トレーダーは利益が出るタイミングで注文しているにも関わらず、それを妨害していたのです。

悪質な業者が、長く経営を安定させられるはずがなく、ついにはトレーダーの資産に手をつける業者も出てきてしまいました。

このような状況を阻止するために、金融庁が動いたのは2005年のことです。

さまざまな改正を経て、FXは一般的な資産運用へ

2005年に、“金融先物取引法”の改正が行われ、FX会社を運営するには、多くの条件を満たさないといけなくなったのです。

FX業者としての登録を金融庁に行ったり、取引が難しい顧客を市場に招かないといったルールを守らせることで、悪質な業者はほとんど淘汰されていきました。

さらに2009年、すべての国内FX会社に“信託保全”が義務付けられます。

信託保全とは、“FX会社がトレーダーの資金を守る”というシステムです。

会社によって多少の違いはありますが、もしFX会社が破綻しても、トレーダーに資金を返還することを約束しなくてはいけません。

信託先と契約することによって、FX会社は顧客の資金全額、もしくは数%を守ることが義務化されたのです。

レバレッジの改正は2010年

そして先ほど少し話に出ましたが、日本国内のFX会社における“レバレッジの改正”が行われたのは、それより先の2010年のことです。

1度最大50倍までに設定され、その翌年に現在の25倍まで引き下げられました。

レバレッジはトレーダーが選択できるので、自己責任と言えばそれまでです。

しかし、FXを“ギャンブル”のように認識する一部のトレーダーが、投機的なトレードを狙って大きなレバレッジを使うことも多かったのです。

ここまで改正されて、やっと現在のFXの形が作られていったのです。

未だに投機筋のトレードというものはありますが、悪質な業者はほとんどなくなり、FXは資産運用として一般的になったと言えるでしょう。