ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

FXのトレード手法の基本知識

期間で見るトレード手法①スキャルピング

期間で見るトレード手法①スキャルピング

FXの取引手法は、ほとんどが“取引する期間”で決まります。 期間が短いものは、素早い状況判断が必要となります。 逆に長期間のトレードとなると、FX相場の未来を予想したり、過去のデータをしっかり取引に生かす分析力が、大きく鍵を握ります。 期間で分けられているトレード手法のうち、今回は“スキャルピング”という手法を紹介したいと思います。

短い時間で取引を繰り返し行うスキャルピング

“スキャルピング”とは、短い時間足を使って、短時間で何回も取引を行い、利益を獲得していくトレード手法です。

FX以外の金融商品である株式や先物は、板の情報を確認して、数秒~数分の間に利益を確定するのが普通です。

FXは板情報を確認できないので、1分足などのチャートを確認して、短い期間でトレードしていきます。

1分足以外にも、5分足~1時間足ぐらいまでなら、使用されることがあります。

スキャルピングが向いている時間帯は、“取引が活発な時間帯”です。

例えば、日本時間の夕方、“ロンドン市場”が動く時間であったり、日本時間22時頃のニューヨーク市場が活発になる時間ですね。

スキャルピングはあまり初心者向けとは言えませんが、勝ちやすさを追い求めてトレードを行うなら、取引が活発な時間帯はオススメです。

スキャルピングは、FXの知識ももちろん必要です。

しかしそれ以上に、集中力や頭の回転の早さが必要な手法だと言えるでしょう。

では、スキャルピングを行うことによって、トレーダーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

やってみるまで気づかない?スキャルピングのメリットとデメリット

まずスキャルピングのメリットは、“短い期間でトレードをたくさん経験できる”というところです。

これは、スキャルピングの最大のメリットとも言えるのではないでしょうか。

FX初心者が上達するには、とにかく経験を積むことが大事です。

しかし、FXの経験は一朝一夕で身に付くものではなく、短い期間で多くのトレードができるというのは、FX初心者にとって非常にありがたいです。

とはいえ、スキャルピングをすれば必ずFXが上達するというような、そんな甘い話ではありません。

スイングトレード、長期トレードで1年、長ければ数年かかるような経験を、スキャルピングであれば数週間で体験できる可能性があります。

ここで言う経験とは、“ある程度、いろんな相場の状況を見れる”ということです。

これは、FX初心者が1番欲している経験でしょう。

感情に流されやすくなってしまう

デメリットももちろんあります。

スキャルピングの大きなデメリットは、“感情に流されやすくなる”ということです。

ポジションに優位性が全くないのに、ポジションを建ててしまったり、イライラを取引に持ち込んだりしてしまうようになりやすいのです。

なぜスキャルピングがそうなりやすいのかと言うと、“1回1回の取引感覚が短い”という理由があります。

1回1回の取引で、気持ちをリセットする時間が短く、1回失敗すればそれを挽回するように、またすぐにポジションを建てようとしてしまうのです。

長期のトレードであれば、気持ちをリセットしやすく、“気持ちが影響して連敗する”ということはほとんどありません。

ですので、スキャルピングは取引も休憩もこまめに行う必要があります。

損失の幅を決めておいて、1度そこまで落ち込んだ場合は、頭を冷やす時間を作ることも大事でしょう。

手法は難易度が高くても、通貨ペアはいたってシンプルでOK

スキャルピングにオススメの、通貨ペアを紹介します。

まず、スキャルピングに向いている通貨ペアでチェックするところは、“スプレッドが狭い”というところです。

短時間で何度も取引を行いますので、スプレッドが広いとその分取引コストがかかってしまいます。

広くても、2pips以下の通貨ペアが望ましいですね。

もう1つは、“その日の取引量が多い”ということです。

トレンドが発生している通貨、話題になっている通貨は、取引量が多くなるのでオススメです。

逆に、もしスプレッドが狭くても、マイナーな通貨はあまり使用しない方がいいでしょう。

取引量が少なく、情報が少ない通貨では、スキャルピングで安定して利益を出すことは難しいです。

トレンドが出ているか考える

通貨ペアを選択する場合、“トレンドが出ている通貨はどれなのか?”と考えるのも1つの方法です。

例えば、米ドル円を使用するときは、“円にトレンドが出ているのか”、”ドルにトレンドが出ているのか“というのを把握しておく必要があります。

それを判断するには、強さをチェックしたい通貨が絡んでいる通貨ペアを、一通りチェックするのが得策でしょう。

通貨間の強さを測ることができる、テクニカル指標を使うのも良いと思います。

スプレッドが狭くて、メジャーな通貨であれば、あとはその日に1番適しているものを運用するだけです。

FX初心者がスキャルピングを行うのであれば、基本である米ドルをそのまま使用するのが1番ではないでしょうか。